ケアンズ旅行記 第57話「世界の車窓から。キュランダ高原列車での旅の様子」

kuranda_scenic_railway05キュランダ高原列車から 後続車両を臨む

 

ケアンズ旅行4日目。

キュランダ高原列車に乗ってキュランダ村にて各種イベントを過ごす予定。

今回は、キュランダ高原列車での熱帯雨林の旅の模様を。

☆参考:世界遺産!選べるキュランダツアー・デラックスコース 詳細

☆参考:オーストラリアンツアーリンク AUSTRALIAN TOUR LINK

 

なお、ここでもらったトリップガイドを参考に路線図ページを作成してみた。

☆参考:キュランダ高原列車路線イメージ

 

キュランダ高原列車 ケアンズ駅~市街の様子

この列車からの風景は、かの『世界の車窓から』に使われたことあるんだよね。まあ100年単位で存続していて、かつ世界遺産の中を走ること自体が珍しいから選ばれるのも当然かな。初っ端に、そんな話を聞いて納得した。といってもこの時点ではまだ熱帯雨林には入っていない。

ケアンズ市街地から出発するこの列車ではあるが、いきなり熱帯雨林に入るわけではない。しばらくは市街地や郊外をのんびり走る。それでも、ケアンズ近郊の日常の光景を眺めることができるので、書いておきたくなることはいくつかある。

 

おや?と思ったものに、保育園らしきものがあった。当然と言えば当然かもしれないが、意外に感じた。遠めに見たそれは、まるで日本にある小規模な保育所のような建物であった。

そして段々住宅が少なくなりつつある頃、何故この辺の住宅が高床式倉庫みたいな造りになっているのかウンチクを聞いた。それは、雨季のときの洪水のような雨による浸水を防ぐためなんだそうだ。言われてみれば、ケアンズ市街地のはそうでもないが郊外の住宅は高床になっていて、2F部分に玄関があったりする。
なるほど、さすが熱帯の気候だ。雨季の時の雨は、さぞかしその量が半端ないことなのだろう。

そんな説明を受けながら、住宅はみるみる減っていき畑などが広がり山も近くなってきた。この辺はサトウキビやコーヒーなど、この土地での名産品を栽培している畑が多いそうだ。

その辺りで、フレッシュウォーター駅を通過した。
ここでは、鉄道建設当時工事のためにキュランダに入る人たちがフレッシュウォーターを手にしたのが由来らしい。キュランダ高原列車にはいくつかの駅が登場するが、両端のケアンズセントラルとキュランダ以外に駅として機能していそうなのはこの駅だけだった。

そこを通り過ぎると、いよいよ列車にて熱帯雨林レインフォレストに突入するようだ。

 

 

熱帯雨林 車窓から様々な景色を臨む

kuranda_scenic_railway06ホースシューベンドから見る機関車部分

 

列車が熱帯雨林に入ってまず最初の見せ場は、ホースシューベンドという180℃折り返しのヘアピンカーブ。窓から覗けば列車の先頭部分を前方に見ることができる。これはシャッターチャンスだ。もちろん、窓から顔を出しそうになってしまったがそれはアカンので我慢しつつ写真を撮った。上の画像のように、はるか前方を走る先頭車両(機関車部分)の横顔を捉えることができた。

 

kuranda_scenic_railway07木々の切れ間からケアンズ方面を臨む

 

ちょうどこの辺からあたりは木々が多くなり、昇り坂に差しかかっていく。住宅街はほぼ姿を消し、山岳地帯へと本格的に入ったようだ。トンネルや切り通し、橋の部分が増えてきていよいよ高原列車らしい風景になっていく。

 

kuranda_scenic_railway08ストーニークリーク瀧を正面から

 

次に見せ場となったのは、岩肌を流れる瀧。ストーニークリーク瀧といい、その間近を通過する。ちなみにこの瀧は橋の途中にあり、進行方向左手に間近に見ることができる。もちろん、これも写真に収めた。近くに駅もあったらしい。

 

kuranda_scenic_railway09瀧通過直後の鉄橋

 

さらに進んで昇っていくと、それまでのジャングルから一転、景色が開ける場面があった。山と木々とが大きく切れる場所があり、そこからはケアンズ市街と珊瑚海が一望できる。いつだか同じくキュランダからの帰りに見た「ヘンリーロス・ルックアウト」同様に、熱帯雨林の切れ目から広い空・市街地・遠い海が一望できた。

☆参考:ヘンリーロス ルックアウトに立ち寄った記事

遠くにはケアンズの市街地を臨むことができるが、手前方向を見ると住宅街が広がっている。それらは主に別荘だとかそういった用途の住宅が多いらしい。ケアンズ市街だと太陽を遮るものがないので、避暑を求めて山の麓に近いこちらに別荘を構える人が多いのだとか。すぐ後ろが熱帯雨林だからまあ、納得といえば納得だが・・・雨季が怖い気がするのは気のせいか。

 

kuranda_scenic_railway10

 

kuranda_scenic_railway11ケアンズを一望する画像を2枚

 

それを過ぎると、ちょっと変わった岩肌を見ることができる場所を通過する。ちょっと赤味がかったやつや、グレイシアロックと呼ばれる灰色の壁面など。

そしてキュランダにかなり近くなってきたところで、途中下車できる場所に差しかかる。バロンフォールズ駅という名のその場所では、眼下にバロン渓谷を見下ろすことができる。

 

kuranda_scenic_railway12バロンフォールズ

 

その先には先ほどのものよりもっと壮大な瀧が流れ落ちていて、水力発電所もあるらしい。その下には、壮大なバロン川が流れている。日本にはなかなかない、かなりの幅を持つ。アマゾンとかで流れていそうな、いかにも熱帯雨林的な川であった。落ちたらもう命はないだろうな、と思われるほど広い川幅と、淀んだ緑色の水面をしていた。

ここはもともと駅だったが、今は観光スポットとして利用されているようだ。
ここには、10分くらい停車するらしい。さおりさんによれば、汽笛を2回鳴らしたら発車の合図だとのこと。10分とはパンフに記載されている時間で、彼女によればそのタイミングは車掌さんの気分次第らしい。

ここでは乗客が皆下車して、思い思いに景色を楽しむ時間が取られる。
僕らも列車から外に降りて、雄大なバロン渓谷の眺めを堪能した。

 

kuranda_scenic_railway13バロンフォールズ駅の案内板

 

進行方向から見て戻る方向、列車の最後尾方向にちょっと高くなっている場所があり、散策できた。どこまで続いているのかわからないけど、あまり行きすぎて間に合わなくなってもアレなので、まあほんのちょっと散策するにとどめておいた。それにしても、滝が壮大だな。

 

kuranda_scenic_railway14散策中にあらためて瀧を撮影

 

そこでは、僕らを含め多くの人が記念写真を撮影していたが、何組かに「撮ってくれ」と頼まれた。おそらく100人以上がちょっとした広場にも満たないあの場所に降り立ったのだから、何組の人たちに写真撮影を頼まれるような人口密度になるのも無理はないか。

 

ウロウロしているうちに汽笛が鳴って急かす声もしたので、列車に戻った。
そこからキュランダまでは、さして時間がかからなかった。バロン渓谷到着の時点でもう出発してから1時間30分ほど過ぎていたので、逆算するとあと30分もしないで到着だ。

思えばケアンズ市街から自動車でキュランダ中心地まで30~40分だから、かなりゆっくり行っている計算だ。まあ列車はケアンズを出てからマリーバを経由してキュランダに行くというちょっと迂回コースなのもあるだろう。ウチの子どもらにとっては、秩父でのSLに続く列車体験となったわけだ。やっぱり電車よりはよっぽど風情があるよな。

☆参考:秩父でSLに乗った話

 

そして列車は、終着駅であるキュランダ駅に到着した。時間的には、11時30分ごろだった。出発からちょうど2時間。実にゆっくりした旅となった。

この駅には、後述するがスカイレールというロープウェイの発着駅が隣接していて、結構人で賑わっていた。僕らが偶然ツアーの兼ね合いで連日訪れているこの地は、人口1000人にも満たない小さな村ではあるが、ケアンズ発の観光ツアーに大きな貢献をしているらしい。そんな風に思ったよ。

ちなみにキュランダ駅は、1915年建造のなかなか歴史のある駅。遺産にもなっているらしい。駅舎の周囲をトロピカルガーデンが囲み、芝のある部分ではいい撮影バックグラウンドになってくれる。帰りがけに、試しに嫁を入れて撮影してみたが、あんまりパッとしなかったなあ・・・

☆参考:ケアンズ旅行記 第63話「熱帯雨林&ケアンズを一望!スカイレールで空中散歩」

 

 

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